七転び八起き 161
◇我が家のマイホーム計画①
入社以来、三十数年間にわたり会社が用意してくれた寮そして社宅生活を送ってきましたが、ある日を境にマイホームを持とうと思い立ちました。
長年患ってきた母の死、それを最期まで見守り、現実のものとして受け入れようとする父の言動、言葉ではなかなかうまく言い表せませんが、転勤族の宿命とはいえ、いつまでも社宅生活を送り続けているわけにはいかない、マイホームを持ち少しでも父を安心させたい、そんな気持ちがにわかに湧き上がってきました。今年の5月のことです。
そんな私の突然の言動に、家族一同驚くばかり、何とか冷静さを取り戻させブレーキを掛けようとする妻と私との間で何度か話し合いが持たれ、焦らずじっくり腰を据え、金銭面で無理をせず、自分達のできる範囲で(新築に拘らず)家を探していくという前提で、スタートラインにつきました。
話してみると、将来設計に対しお互いが考えている基本的な点から、考え方が違うことがあることが判ってきました。一戸建てかマンションか、場所としてどの辺りがいいか、そんな基本的なことからそれぞれが考えていることを話し合い、すり合わせていく必要がありました。細々とした事柄についてまで数えると実に多くの内容についておよび、こんなに話したことは結婚以来初めてといってよく、夫婦間での将来についての考え方もいろいろ判り、貴重な時間となりました。
新しい家には夫婦だけではなく、当然子供達も住むわけで、子供達の希望も聞きながらマイホーム計画が徐々に進み始めました。
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